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カユミ対策

アトピー性皮膚炎の方にとって最大の悩み苦痛は「カユミ」でまた悪化する一番の原因は
引っ掻き傷にあります。

成人型アトピーの方は子供と比べ比較的カユミの程度はやや軽いようです。
カユミのいき値が上がっているのではと考えます。
大人の場合日中は自制内のようですが、仕事を終えホットした時、また夜間布団の中に入って
無意識にボリボリと掻きはじめているようです。
子供の場合日夜問わずかゆい時手の届く限りボリボリと引っ掻いています。
「我慢しなさい、ダメ」と叱ったところでカユミが止まるものではありません。
確かにボリボリと掻く子供の姿を見せられると親は何もしてあげられない自分に腹立たしく
イライラしてみたり、 掻いている子供の手を叩いてしまったり(叩くとカユミはもっと強くなりますよ。)
そして泣き叫ぶ我が子を見て自分のやってしまったことに気がつき自己嫌悪に陥ってしまいます。
毎日毎日この繰り返しでは心の病気の方が心配です。
掻くことの繰り返しで皮膚を外敵から守っているバリア層は壊れてしまい、 そこまでいくと一層いろんな
アルゲンが侵入しやすくなり炎症を引き起こす細胞をたくさん増やしてしまい激しいアレルギー反応が
起こりやすくなり、又細菌感染を起こしとびひやカポジ水痘様発疹症となります。
又幼い子供だと掻く程度が分からず力の限り引っ掻き、大人になっても残るほどの傷になって
しまいます。この繰り返しでは皮膚は自分を守ろうとするため分厚くなり、ゴワゴワとした硬い皮膚に
なってしまい、色も黒ずみ色素沈着も問題となります。
子供たちに処置する時、裸にすると洋服というバリケードが無くなったためこの時といわんばかり
ボリボリと掻きはじめます。すぐ皮膚は真っ赤になり手の動きは一層激しくなります。
私は引っ掻くことを制止せず事前に自分の手を水で冷やしておき、外用薬を塗る前にシワシワの手で
やさしくさすってあげることにしています。子供たちは今までボリボリやっていた手を休め、
ワーワー泣いていた子供は静かに落ち着きはじめ、
そして「かゆいの、かゆいの、遠いお山へ飛んでいけー」といって子供の訴えを手で聞くように
しています。カユミは痛み以上に耐えられるものではありません。
ふつうアトピー性皮膚炎の人は布団に入ってから眠るまでの数十分から1時間までにカユミは
増す傾向にあります。汗も1時間ぐらいまでにしっかり出ます。
大人と子供の汗腺(汗が出る腺)の数はほぼ一緒です。体表面積を考えるといかに子供が
汗をかくかおわかりと思います。また、新陳代謝の激しい子供はお布団に入って1時間ぐらいまでに
滝のように汗は流れます。 皮脂膜の少ないアトピー性皮膚炎の子供は汗が刺激となりカユミは
一層激しくなります。深い眠りに入るまでの1時間を子供にあげて下さい。
やさしく体をさすったり、汗を拭き取ったりしている間に天使のような顔で休んでくれます。
ほんの少しの時間、お子様へお母様の魔法の手を子供に貸していただけませんか。

カユミをやわらげるためいくつもの方法があります。ただ、10人いたら10通りの方法が必要で
個々に合わせたケアがベストです。